陰陽師の皆様、こんにちは。
『陰陽師』日本版開発チームです。平安京の手札第二期をご覧にいただき、誠にありがとうございます。
第一期に引き続き、今回も私たち開発チームが現在考えていること、取り込んでいること、及び最近起こった出来事について、皆様とシェアしたいと思っております。
いつものことながら、誠に勝手ではありますが、下記にある内容は最終案ではなく、現時点の物と認識していただければ幸いです。
まず、先日開催されました「超鬼王襲来」イベントについてイベント期間中に起こった一連の出来事に対し、皆様に再び深くお詫びを申し上げます。一部の設計不足、バグの不正利用、及び報酬の誤配布などがプレイヤー様に多大なご迷惑をお掛けいたしましたことを、私たち開発チームは深く反省し、内部調整及び進行プロセスの向上、再発の防止に努める所存です。
改めて今回皆様とお話しさせていただく内容を、紹介いたします。
今回行うのは式神調整、並びにDOTダメージ調整です。
今回調整予定がございます式神は青行燈、御饌津、管狐、磁器蛙及び数珠です。
【青行燈】
まず、前回調整された青行燈ですが、「灯明」の発動タイミングを更に調整したいと考えております。
本来の発動タイミングは仲間がスキルを使用した時ですが、仲間のターン開始時に発動するよう変更したいと思います。
「灯明」が発動したら、該当仲間は鬼火を消費せずにスキルの使用ができます。鬼火が少ない状況でも、スキルを放てるということになります。この調整で、青行燈はサポート役として、さらに期待できるでしょう。
【御饌津】
二番目は御饌津です。新しく登場したSSR式神として、活躍していないのが現状です。
その原因を私たちは、「狐狩り結界」の発動率にあり、それに影響され「爆燃・退魔の矢」もダメージをくり出せないでいると考えております。そのため、「狐狩り結界」で「一矢・封魔」の発動率を30%から40%に上方修正し、さらに「爆燃・退魔の矢」の基礎ダメージを30%アップさせ、霊符のない時でも、調整前より高いダメージを出せるようにしたいと思っております。
【管狐】
三番目は管狐です。昨年に行われた調整で、スキルに敵の鬼火を減少させる効果を与えましたが、状況はさほど改善されませんでした。そのため、今回は全面的な調整をしたいと考えております。
「竹の守り」:パッシブスキルから消費鬼火0のアクティブスキルに変更します。使用後1ターン間、管狐は竹管に潜り込み、力を溜めます。竹管は管狐のHPと防御の一定割合分を引継ぎ、盾となり管狐を守ります。
このスキルは連続して発動できます、発動する度に、次のターン管狐の与ダメージは100%増加される、最大500%まで増加できます。その代わり、管狐が潜り込んでいる間に、敵が竹管を破壊すると、管狐が1ターンの間スタン状態になります。
「爆撃砲」:鬼火の消費を1点に下げ、ダメージを攻撃力の185%に調整します。この調整により、管狐は軽火力と重火力の両方を兼ね備え、より一層の活躍を期待できるでしょう。
【磁器蛙】
四番目は磁器蛙です。磁器蛙はギャンブラーの性質を持つ特徴のある式神です。今のスキルでは、そのギャンブラーらしさをうまく表現できていないため、スキルを再構築したいと考えております。
「転運」:磁器蛙が戦闘不能になると発動する鬼火消費0の「嶺上開花」の対象を、敵単体(ランダム)から敵全体へ変更します。さらに、投げたサイコロの目が二つ重複した場合、磁器蛙は即時復活します。重複した目の一番低い数字でHPの回復割合が決まり、重複した目の一番大きな数字をスキルクールダウン期間とします。
【数珠】
最後は数珠です。彼女は現在の闘技において、群を抜く活躍を見せております。デバフ解除のほかに、アタッカーと妨害役としてもかなりの能力を発揮しており、あまりにも万能すぎるため、彼女にたいしても調整を加えたいと考えております。現在チーム内部では彼女の調整案を検討しており、具体案はまだ定まっておらず、確定次第改めて皆様にご連絡をいたします。
次にDOT系ダメージの調整について、ご報告させていただきます。
【DOT系ダメージ】
ゲームにおいて、DOT系ダメージは常に冴えないダメージ系統として認識されており、特徴に欠けている事が原因だと思います。
「鴆」を除けば、全ての式神において影が薄く、そのためDOT系ダメージ系統に全面的な調整を行いたいと考えております。
DOT系ダメージを一新して、暫定では「間接ダメージ」と名づけます。
間接ダメージには下記の特徴を持ちます:
1、間接ダメージの決算時、敵味方問わず、御魂効果を誘発しない。
2、間接ダメージの決算は、他のスキル効果で分担されない。
3、間接ダメージの決算時、目標の防御力が0の場合、必ず会心が発生する。
4、間接ダメージは、敵に付加される持続状態異常によって発生する。この持続状態異常効果は必ず付加され、効果命中と効果抵抗の影響を受けない。また、本来状態異常免疫のBOSS系敵にも付加できる。
この定義に基づけば、本来の持続ダメージや状態異常ダメージは、全て間接ダメージにまとめることができます。
書妖、鴆、判官、清姫、白無常、絡新婦、並びに両面仏、鬼女紅葉などの式神にも、新たな可能性を与えることで、PVPまたはPVEで活躍できる事を期待しております。
なお、「間接ダメージ」という呼び方はあまりにも一般化していて、『陰陽師』に相応しくないと思っております。もしなにか良いアイデアがございましたら、ぜひお教えくださると幸いです。採用された場合、感謝の気持ちを表すため些細なお礼をご用意させております。
最後に、開発チームとして、皆様のご意見をお聞きしたいと思っております。もし今回の「手札」をご覧になった後、ご意見やアドバイスがございましたら、公式ホームページ、公式Twitter、公式掲示板にお気兼ねなくご連絡いただけますと幸いです。交流で盛り上がる平安京を皆様と一緒に作りたいと思っております。
以上を持ちまして、第二期平安京の手札は終了です。皆様のご連絡をお待ちしております。
敬具
『陰陽師』スタッフ一同