陰陽師の皆様へのお手紙
皆様、こんにちは。『陰陽師』日本語版専任プランナーの「たくぞう」と申します。
『陰陽師』の日本版開発チームを代表して、皆様にお詫びするとともに、近況及び今後のバランス調整計画を少しお伝えたいと思います。
まず、今週中に行われた式神「一目連」と「犬神」のバランス調整に関して、多くの問い合わせをいただいております。
今回は唐突な仕様変更で本当にご迷惑をかけいたしました。申し訳ございません。
◇ 一目連に関して
一目連の調整において、スキル2「風符・守」をパッシブスキルに変更し、3タウンのクールダウン制限を付けました。
この変更は「スキルの強さ」「AIの挙動」「単体守護をより活かす」という意図から実施した物です。
これまでの戦闘に関する統計データを見る限り、一目連のスキル2の使用率は非常に低く、多くの場合同じく鬼火3を消費するスキル3「風神の守り」が使われております。
そして、「スキル3を発動してほしいのに、AIが勝手にスキル2を発動するから、改善してほしい」とのご要望も多くいただいております。
もちろん、スキル2「風符・守」をパッシブスキル化にしたことで、般若などに封じられる可能性も出てくることは承知しております。
「パッシブスキル化のメリット」及び「般若への対策」は別途取れることから総合的に考え、許容範囲と判断いたしました。
スキル3「風神の守り」では、強さの基準に関して、鬼火4までいかないですが、やや鬼火3の基準を超えていると判断しました、そのためバリア効果2%下方修正とともに、攻撃アップの効果を5％上げました。
この調整に関して、多くの方に不快な思いを与えたことについて、ここでお詫びしたいと思います。そして、一目連の担当プランナーと再度話し合った結果、今回一目連のバランス調整に関して、すべて戻すことにしました。
なお、昨日更新の実施により、「一目連」のスキルはすでにメンテナンス以前の状態に戻りました。ご迷惑をおかけして、まことに申し訳ございませんでした。
◇ 犬神に関して
犬神の調整において、スキル2「守護」の椒図連動バグを修正するとともに、スキル3「心剣乱舞」の消費鬼火を2から3へ調整しました。
まず一点目のバグ修正に関して、今開発チーム内では、戦闘系バグの修正スピードをアップしようとしています。
直近の枕返しのバグから、以津真天の多段協戦バグ、そして今回の犬神のバグ修正。
これまで、一部のバグが長い間修正されず、あたかも式神本来の強さのように認識されることが、今後ないようにしていきたいと考えます。
そして、スキル3「心剣乱舞」に関して、このスキル単体ではバランスが取れていますが、守護による増幅分を考慮に入れると、
鬼火2の価値基準を大きく超えます（当初設計が楽観的過ぎた）、数字統計上でも犬神の使用率が極端に急増した結果となりました。そのため、今回鬼火3に調整しました。
◇ 今後の式神バランス調整計画
現状開発チームにおいて、「式神バランス調整計画」を策定しております。
現状一部の式神が、使いにくいため使用率も低いです。これらの式神に対して、今後活躍できるように全般的に見直ししていく予定です。
また、一部極端に使用率&勝率が高く、または当初設計が楽観すぎた式神（基準からはみ出した場合）に対しても、観察&調整を行う予定です。
詳細はまだ申し上げられませんが、調整予定リストをここで、すこしご報告いたします。（変更の可能性あり）
※見直予定ー持続ダメージ系（DOT）、状態ダメージ系式神
• SR：書妖、鬼女紅葉、絡新婦、判官、清姫、白無常、鴆
• R：キョンシー弟、侍の霊
※個別調整あるいは数値観察中
• SSR：両面仏、青行燈、妖刀姫、酒呑童子、茨木童子、花鳥風月、彼岸花
• SR：桜の精、孟婆、鎌鼬、般若、海坊主
• R：鯉の精、蛍草、化け狸、兵俑、磁器蛙、管狐、一つ目小僧
『陰陽師』において、現状弱いと思われる式神は、まだたくさんいます。準備できた物から順次調整をかける予定です。
「式神バランス調整計画」の最終目的は、それぞれの式神が自分の特徴を持ち、それぞれの個性を出すことです。
◇ 最後、皆様にお伝えたいこと
すべての式神がそれぞれの個性を出せることが、このゲームを長く運営していく上、非常に重要なことを考えております。そのための「式神バランス調整計画」です。
同時に、皆様がご自身で育成している式神に対する思いもあり、この間でのさじ加減は本当に難しいです。
開発チームとしては、全力投球でユーザーの皆さんと一緒にこの平安京を守っていきたいと思います。同時に、そして最大限に、皆様に良いゲームの感動体験をご提供できればと考えます。
「式神バランス調整計画」に関して、ご意見のある方はぜひゲーム内の提灯より、お問い合わせください。いただいたご意見は毎日確認させて頂いております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
